2007/02/08

2/7 広州経由上海へ

ハノイ旅行が本当に楽しくて、「あぁ楽しかった」と余韻に浸って、幸せな気持ちで帰路についていたというのに、やってくれましたよ、広州の空港は。。(笑)

ハノイからの飛行機が予定より1時間遅れて広州に着いたので、本当はもう少し余裕があったのに、乗り継ぎの飛行機まであと1時間しかなくなった。

げ、大変なことになるかも、とちょっと予感はしていたけど、飛行機を降りてすぐのところにピンクの服を着た人が「上海」と書いた紙を持っていたので、その人の後についてぞろぞろ上海乗換え組はついていった。
チェックインが終わったのが搭乗30分前で、係りの人は「搭乗口までカートに乗ってください、カートは10元です」というので「でも飛行機が遅れたのは私のせいじゃないのに、どうして私がお金を払わなきゃいけない?私、歩いて行きます」というと、「空港はとても広いからカートに乗ったほうがいいです」とのこと。この係りの人は日本語が出来たので、ま、意味は分かったんだけど、なぜ、私がカート代を払わなきゃいけないの?と納得できなくて、、、。でも広州の空港は広いというし、自分で行って、万一乗り遅れたら嫌だなぁと思って、10元でカートのチケットを買って、カート乗り場まで行った。

カート乗り場には運転手がなかなかやってこなくて、何度も周りの人に「カートの人がいない」、「いつ来るのか」と聞いたけど、「馬上来(まーしゃんらい=すぐ来ます)」しか返事しない。そこで待っている人たちもだんだん増えてきて、私も「13時半搭乗なんです」と急いでいることをアピール。しかし、カートを動かす人は全くやって来ず、結局気づけば13時半。

そこで一緒に待っていた南京へ行くという人が、やっと頼りになりそうな空港の人をつれて来てくれて、その人が色々連絡してくれ、なんとかなりそうな雰囲気になった。
周りの人も、空港の人に「彼女は13時半搭乗なんだ」と一生懸命伝えてくれて、そんな中で、私は自分の状況もうまく説明できなくて、悔しかった。
空港の人の対応の悪さにもっと文句を言いたかったし、私がのんびりしていたんではなくって、ハノイからの飛行機自体が遅れて、このカートに乗った方がいいと言われたから、10元払ってここで待っているのにーー、とか色々不満をぶつけたかったけど、今の中国語レベルではそんなことを思いっきり言うことなんてできず、とにかくイライラ、悔しかった。

なんだか泣きてーよ、という気分になったら、ほんとに涙が出てしまった。
言葉の通じないバックパッカーがしくしく泣き始めたら、周りのみんなが
「没事」とか「不用着急」と慰めてくれた。

他にも、もう一人私と同じようにカートの券を買って、上海へ行く台湾人もいた。なぜかこの人は落ち着いていた。で、他の人が一生懸命私に「ほら、あの人もあなたと同じ飛行機に乗るから、一緒に行けば大丈夫だから」というようなことを言って慰めてくれた。

多分、私が飛行機に乗れないんじゃないか、と心配して泣き出したんだと思って、大丈夫、大丈夫と言ってくれたんだと思う。でも、実際は自分の拙い中国語が悔しかったのと、空港の対応の悪さにイライラしていたからなんです。

結局、運転手が来たときには13時40分。
カートに乗ったら、南京に行くと言ってた男の人が私にポケットティッシュをくれて、「再見」と言ってくれたんです。なんて優しいんでしょう。
この優しさにまた涙が出つつ、カートで搭乗口へ。と思ったら、搭乗口の近くのセキュリティチェックのところまでしか、カートは行かず、そこから小走りで搭乗口へ。思ったんだけど、確かに遠いけど、カートでしか行けない距離ではない、少なくとも30分もあれば行ける距離だった。

やっとこさ、gateに着いたら、そこの人に「快点!(早く!)」とか言われ、またムカついた・・・。
で、そこから飛行機まで5分ぐらいバスに乗って、やっと飛行機に乗れたー。

はぁ、やれやれと思って、隣りの人と話していたら、隣の人もハノイからのトランジットだった人で、この人たちはとにかく走って移動したらしい。。この人たちはキャノンの視察旅行の人たちだったから、団体で移動したから私のようにカートに乗ろうとして、はぐれることもなく、きちんと行けたわけです。

はぁ。やれやれ。そんなこんなで、やっぱりこういうところが「中国」ですよ。

余談ですけど、隣りのキャノンの人(南アフリカ人)に南アのお金を見せてもらいました。RANDという通貨。それには、サイとか象とかライオンの絵が載っていて、可愛いお札でした。すかしの部分も、動物です。

2 件のコメント:

Anonymous 匿名 さんは書きました...

おかえり〜ハノイ行ってたのね!Dさん元気だった?
ベトナム料理、いいなあ。私もまた行きたい。
文廟とか人形劇とかバッチャンとか、懐かしいー。

で、異国での悔し涙&嬉し涙!わかる!!
でも「チクショー!」って腹の底から悔しがることと「あ、あたしちょっとできるようになった!」って自分のがんばりをきちんと認めていくことは、大人な年齢になってからも成長できるかどうかの鍵だよね!るみやんの日記にはそんな日々が溢れていて、私が想像している以上に多くを学んで吸収して、ますますステキになっているんだろうな〜と再会を楽しみにしてます。私もがんばろう。

それにしても中国も一人一人は温かいのに、システムレベルになるとぐちゃぐちゃなのね。うーんやっぱりフランスと似てるかも・・・

7:02 午後  
Blogger rumiko さんは書きました...

Dさん、元気だったよー。もうしっかりハノイに自分の居場所を確立してる感じがした。

日本だと、クレームすれば、その分何かが得られるけど、異国だと何も変えられない無力さみたいなのを感じるよね。

しかも、私の中国語が、まあ子供みたいで。。

「彼らはピンクの服を着ています。彼らは言いました。私はこの券を買うべきです。もしも買わなければ、私はできない○※☆♪」

とか、そんな感じで。。ま、半年前にはそんなことすら言えなかったことを考えれば、日々少しずつ成長してるんだ!と感じられて、こういうとこが楽しい。

日本はどうしてあんなにサービスが行き届いているんだ、とか逆に感動するよねー。
日本にも良くない部分とかあるんだろうけど、私の中でかなり美化されてる今日この頃。

12:35 午後  

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