2006/12/19

12/16 上海日本人教師会

上海を中心とした日本人教師の会があり、2ヶ月に1回ぐらい会合がある。
9月にたまたま上海外大の日本人教師と知り合う機会があり、「もし教師会があったら誘ってください」とお願いしていたので、なんとかこの教師会に仲間入りすることが出来た。

10月に参加したときは、30人ぐらいが集まって自己紹介などをするだけで終わったが、その日の食事会のときに、
私が「生徒が興味を持つ作文のテーマを探すのが大変で・・」と言ったら、
他の先生に
「なんであなたが作文のテーマを決めなきゃいけないの?」と言われ、
「いや、あの教科書がないので、自分で探さないといけないんです」
と答えたところ、
「生徒に決めさせればいいじゃん」とアドバイスしてもらった。

これは、ほんとに良かった。私にとってはこの言葉は目からうろこが落ちるようなアイデアでした。それまで毎週、生徒が興味を持ちそうな社会問題などネットで探しまくっていた上、しかもそれが生徒の気をひくかどうか、いつも不安だったんだけど、確かにもうある程度の日本語レベルの生徒なら、自分でトピックを探すことも可能か、と気づくことが出来た。これをきっかけに高校生向けの授業を教師中心ではなく、「学習者主体」の授業スタイルに路線変更することができました。まだ試行錯誤中ですが。

で、12/16の会は、忘年会も兼ねた結構大掛かりな教師会でした。
50人ぐらい集まった。

華東師範大学の中国人日本語教師による講演と、国際交流基金の日本語アドバイザーによる講演のあと、日本領事館の方を招いての食事会。
この先生方の講演もとても勉強になりました。
中国で日本語教育が進んでいるのは、上海と大連だ、と言い切っておられました。そう考えると、自分がこうして上海で日本語教師として働けるのはラッキーだなーと感じました。
またこの会では、経験豊富な人や、私のような新人の先生など色々な人に授業のことなど相談できるので、何かしら発見ができます。

ベテランの先生(日本で国語教師をリタイアして、中国へ来た先生)と話をすると、どうもあの「教師口調」というんでしょうか、話しているうちに、自分の立場が学生にさかのぼったような気持ちになります。この教師会ではお互いのことを「先生」と呼び合うし、平均年齢も高く、慣れないアカデミックな雰囲気に多少退屈しますが、よい刺激を受けます。

この会の最後にみんなで輪になって「蛍のひかり」を歌いました。
いきなり、「歌いましょう」という雰囲気になって、私は「え、なぜに?」と思いましたが、そこは何事にも従順な日本人、みんなすぐに輪になり、何の抵抗もなく歌い始めました。

外国では確かに年末に「ほたるの光」が流れると思うけど、日本では閉店のときか、卒業式の歌、という印象ではないですか?
やはり外国では外国の習慣の歌を歌うのか? この教師会の食事会がいつも中華料理なのも気になる。日本料理でもいいじゃん、と思うのですが、郷に入っては郷に従え、ということですかね。

とにかく毎年最後の日本人教師会ではこの歌を歌う習慣だそうです。

そして隣のおじいさん先生に歌いながら手をつながれた私。。
これも習慣だそうで。。

うぇーん、久しぶりに手をつないだ異性がご高齢のおじいさん先生だなんて・・・。とほほ。

2 件のコメント:

Anonymous 匿名 さんは書きました...

「蛍のひかり」と最後の文章の部分を読んで、大笑いしちゃいました(笑)
お元気そうで、何よりです^^
現地の会社員に会う機会はありますか?
(うちの社員とか…)

9:34 午後  
Blogger rumiko さんは書きました...

リコさんの会社の人には会ったことがないです。もし機会があったら、会ってみたいけど。
上海へも遊びに来てねー!

7:18 午後  

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